正しいウオーキング方法                 [Ver1.1 2023/10/19]

 

1. 私が、経験と理屈から得た正しいウオーキング方法

 

   1) つま先側で着地をする

   2) 股関節起動で、股関節の外旋、内旋の遷移を意識し、

      大股で歩く

 

   基本は、この2

 

2. この方法は、どこから得たか

 

   空手をたまに、いっしょに稽古することがある

   松濤館流の館長が正しい歩き方は、つま先側着地と

   よく指導していました。

   また、すばやく移動するには、股関節の外旋、内旋を

   意識することと、今習っている空手本部にいる整形外科を

   職業とする空手の先生が指導していました。

 

   毎日歩くことで、この両方の組み合わせが正しいことを確信しました。

 

3. この方法が正しいという根拠(理屈)

 

   つま先と股関節、つまり、足の先端と根本の位置を正しくすることで、

   膝の向きが正しくなります。

   下り坂では自分の体重を逃し、膝に負担がかからない状態で降りられます。

 

   やって見るとわかりますが、踵着地だと、外股(がに股)歩きは、

   簡単にできますが、つま先着だと難しくなります。

   逆に、つま先側着地で、外股はなおります。

 

   つま先側で着地すると、ふくらはぎが縮み、

   ふくらはぎの筋肉で着地衝撃を吸収します。

   踵側着地だと、衝撃を吸収できません。

 

   ここで、一般的に言うところのウオーキング方法に関して

 

   友人に教えてもらったページ「品川区ウォーキングマップ 私の散歩道」

   記載の方法

   https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kenkou/kenkou-dukuri/hpg000008415.html

 

   この内容のように

   歩き始めたころは、踵着地で、つま先でけっていました。

   たかだか、1時間、毎日歩いただけで、踵と土踏まずを痛めました。

   そこからです。歩き方を理屈で考えて、変えたのは。

   (空手の時に聞いた知識を参考にしています)

   昔の人は、1日に何10kmも歩いたはずなので。

 

   ちなみに踵着地のイラストを見てもらえば、

   わかりますが、ふくらはぎの筋肉が伸びたままで縮んでいません。

   ふくらはぎの筋肉を使わない歩き方になります。

 

   イラストの腰を後ろから前に進める感覚は正しいですが、

   これに股関節の外旋、内旋を加える必要があります。

   体を前に押し出すのは、つま先ではなく、股関節の背中側の筋肉です。

   強風向かい風でも、前屈みしないで、姿勢まっすぐで歩けます。

 

   踵着地だと、膝の向きの自由度が大きくなります。

   膝の向きが正しくない状態での長時間歩きや、走りを行うと

   膝の軸受けにモーメント負荷がかかり、簡単に膝を壊します。

 

   土踏まず部分で蹴る(以前、私もそうでしたが)のもだめです。

   土踏まずは、筋肉ではなく腱ですから。

   前への移動は、腰の後ろの筋肉を使うのがメインになります。

 

   踵着地は誤りで、つま先側で着地が正しいの記事も以前ありましたが、

   大股では歩かないという記載でした。

   先に書いたとおり大股歩行は、股関節起動で、股関節の外旋、内旋の遷移を

   意識することです。

   これで、疲れ難く、長距離を速く移動できます。

   速く移動できなければ、意味がないです。

 

   余談ですが、革靴などの踵が高く、切り立っているような形状に

   なっているのは、乗馬の足掛けに足首まで足が入ってしまわないように

   するストッパーにしたのが今に至っているという説があります。

   であれば、踵が高くなっている靴は、歩くためのものではないことに

   なります。

 

4. この方法を行えるようになるには

 

   つま先側の着地は、普段、階段の昇り降り時に自然と行っています。

   また、滑りやすいところを歩く時も無意識に行っています。

   この動作は、難しくないと思います。

 

   股関節の外旋から内旋への遷移を意識した大股歩きですが、

   これが難しいかもしれません。

   私の場合、登坂道を歩く時、下腹を引っ込めた状態で腰骨前の筋肉を

   意識することでできるようになりました。

 

   外で歩いている人を観察すると、この股関節の動きがほとんどない人を

   多くみかけます。

 

5. 最後に

 

   個人的には、なぜ、踵着地の間違い歩き方が世に中に出回るのかが解せないです。

   論理的には、踵着地は間違いとしか言いようがないと考えるからです。

 

   私は、東京農大のまわりの道、湘北短大の裏山の道、ぼうさい公園など

   のアップダウンの多いコースを歩いています。

   ご質問があればメールにてお答えします。